子供を持つことで、学べたこと
子供を持つことで、学べることや経験できることはたくさんあります。
育児そのものが毎日勉強ですし、平日の昼間の町の様子を知ることもできるし、子育て中に欲しくなるものや子育て中に感じる気持ちなどなど、それはもういろいろな経験が目白押しです。
子供の成長にも本当に驚かされます。自分がまた人生を始めたようで、しかもそれを間近で観察することができ、不思議な面白い体験です。
しかし、いろいろな経験の中で、私が最も学ぶことができているのは、たくさんの人の優しさだったりします。
子育てをしていると、たまに(結構頻繁に?!)とてつもなく孤独で惨めな気持ちになることがあります。
移動の電車のなかで子供が愚図りだし、ひたすらだっこであやすとき、、、。街中で手に一杯荷物を持っているときに子供が泣き出し、荷物を地面に放り出してあやすとき、、、。エレベーターが見つからず、ベビーカーを押しながら同じ道を何度もうろうろしているとき、、、。
最近はだいぶ図々しくなりましたが、でもやはり、泣きわめく子をあやしたりしていると、周りの人たちに白い目で見られたり笑われたりしているような気がして、消えてしまいたいような気になることもあります。(被害妄想なのですがね)
でも、そういう大変だったなーという記憶と同じくらい、親切にしてくれた人たちのことを思い出します。
愚図る子供を抱っこしてあやす私を心配そうに気にしてくれて、優しい言葉をかけてくれたご夫婦の姿や、子供にニッコリ笑いかけてくれたレジの方。ベビーカーをトランクにしまったりまた出してくれて、最後に頑張ってと言ってくれたタクシーの運転手さん。
温かくて優しい、コミュニケーション能力が抜群に高い方たちに、日々学ばせていただいてる感じです。
もちろん、いつも支えてくれている両親や夫、夫の両親、友人たちの人間力の高さにも、日々脱帽してます。
大変な思いはまあ多少するけれども(それは育児だけでなく仕事でも同じ)、その分だけ温かい人たちの姿や言葉に触れ、学んでいるような、そんな毎日です。
それが子供を産んで良かったと思えることの一つであります。